くじらの寝床

構築記事・日記など

S12使用構築 対面スタン【R2008/267位】

  • はじめに

お久しぶりです、青井くじらです。

SVはクソみたいな結果が続いていましたが、ようやく最低限の結果が出たので、備忘録と思考整理もかねて久しぶりに構築記事を残しておこうと思います。

※順位の割に長文です

 

  • 構築経緯


「対面性能を維持しつつ崩しを強く行えるが、上からの高火力に弱いオボン剣舞パオジアン」と「高耐久で止まりやすいが、アタッカーに対しての抜き性能は高い龍舞カイリュー」が構築内に同居する2枚のエースとして優れていると思ったので採用


構築の素早さラインを引き上げたかったので、ブエナ枠として上記のエースの起点をつくりつつ、対面性能も高い甘える持ちのハバタクカミを採用


上記3体は裏から投げることが多かったので初手に投げやすいポケモンを考えた。オボンがパオジアンに取られているのもあって襷以外で対応範囲が広いコマが思いつかなかったので、襷枠で最も強いと思った水ラオスを採用


まだ相手のカミや暁ガチグマが若干重いのと特殊高火力で殴れる枠が欲しかったので、毒テラスでチョッキ赫ガチグマを採用。水ラオスを扱う上でやや面倒な身代わりツツミに対応できる点も評価した


搦め手が若干面倒だったので(選出画面での圧力も期待して)サーフゴーを採用。腐りにくそうかつ後続のサポートもできるスカーフ

パオジアンもカイリューも相手のハバタクカミが面倒なので、各ポケモンの型や調整はなるべく相手のハバタクカミを意識した。

以上で完成。何の変哲もない並びになった。

 

  • できた並び

 

  • 個別解説


カイリュー@いかさまダイス
性格:陽気
特性:マルチスケイル
テラス:鋼
実数値:167(4)-186(252)-115-×-120-145(252+)
技構成:スケイルショット / アイアンヘッド / 神速 / 龍の舞
調整意図:・ミラー意識と早くないSブーストカミを+2で抜けるので最速

エースその1。

パオジアンを上からつぶしてくるラオスやイーユイに強めな積みエース。パオジアンと違ってテラスタルがなくても最低限動かせる。

技は、「スケイルショット」と「龍の舞」は確定。残りは取りこぼしをスイープできて便利な「神速」と相手のハバタクカミへの遂行速度意識で「アイアンヘッド」とした。鋼タイプへの打点に乏しく「地震」が欲しい場面も多かったが切れる技がなかった。

テラスタイプは補完に優れ、フェアリーへの打点を引き上げる鋼。


パオジアン@オボンのみ
性格:意地っ張り
特性:災いの剣
テラス:電気
実数値:165(76)-187(236+)-101(4)-×-86(4)-179(188)
技構成:氷柱落とし/ テラバースト / 氷の礫 / 剣の舞
調整意図:・H:4n+1
     ・A:11n
     ・S:最速オーガポン抜き

エースその2。

対面性能と崩し性能をある程度両立できるオボンで採用。

テラスは技範囲が優秀かつ鋼に強めな電気。

技は、「氷柱落とし」・「テラバースト」・「剣の舞」は確定。先制技はダメージレースを安定させたいかつ相手のハバタクカミに安定して打ちたいので「氷の礫」を採用。
「不意打ち」にするとリーチが伸びて抜き性能が高くなるのとテラスタルへの依存度を下げられるので悩ましいところではある。

当たり前だが選出画面ではテラスを切る前提で選出した。


ハバタクカミ@ブーストエナジー
性格:臆病
特性:古代活性
テラス:水
実数値:131(4)-×-105(236)-156(4)-157(12)-205(252+)
技構成:ムーンフォース / シャドーボール / 甘える / 痛み分け
調整意図:・HD:臆病ハバタクカミのシャドーボール確定耐え
     ・S:ミラー意識で最速

Sが高いポケモンが欲しかったので採用したブエナ枠。相手のカミを重く見て最速。

対面性能がそこそこ高く起点作りも行える甘える痛み分け型。

テラスは「水流連打」・「アクアジェット」・鋼技を半減できる水。

 


水ウーラオス@気合の襷
性格:意地っ張り
特性:不可視の拳
テラス:ゴースト
実数値:175(4)-200(252+)-121(4)-×-80-149(252)
技構成:水流連打 / インファイト / アクアジェット / 挑発
調整意図:・AS振り切り

襷枠(初手枠)。多くの対戦で初手投げした。

技は「水流連打」「インファイト」「アクアジェット」は確定。ラスト1枠については、こちらのエースがカイリューとパオジアンである都合上ステロが痛いので、防ぐことのできる「挑発」を選択。現環境であまり考慮されず、電磁波やアンコールを封じて後続エースが舞うタイミングを作ったり、相手の展開を阻害したりするのにも役立った。ただ、当然カイリューに氷技を打ちたい場面は無限にあるので諸説。

テラスはカイリューの「神速」やオーガポンの「電光石火」を透かせるゴースト。

オーガポンに下から動きたい場面が結構あるのと、ミラーが面倒臭いので調整はもっといいものがあるかもしれない。

 


赫ガチグマ@とつげきチョッキ
性格:控え目
特性:心眼
テラス:毒
実数値:215(212)-×-141(4)-198(196+)-86(4)-84(92)
技構成:ブラッドムーン / 大地の力 / ハイパーボイス / 真空波
調整意図:・C:11n
      S:無振り60属+4(ミラー意識で速め)

チョッキ枠。火力も耐久も申し分なくマジで強かった。

技はテンプレ4つ。

テラスタイプはハバタクカミに強めかつ弱点を突かれにくい毒。

ミラー意識でSを結構振ったが、構築単位で面倒だった相手のガチグマが楽になったので正解だった。

 


サーフゴー@拘りスカーフ
性格:臆病
特性:黄金の体
テラス:鋼
実数値:171(68)-×-124(68)-168(116)-112(4)-149(252+)
技構成:ゴールドラッシュ / シャドーボール / 悪巧み / トリック
調整意図:・HB:S11の1位構築と同じ
     ・S:最速

半分見せポケ枠であり諸説枠。

「クッション+攻め駒」みたいな構築に選出してクッションが出されなかった場合でも最低限仕事ができることと後続のサポートができることを評価してスカーフにしたが、対受けに特化させてもよかったかもしれない。

技はテンプレ3つに加えて自身で崩しに行ける「悪巧み」を採用。

テラスはリーチが伸びるかつカミに抗える鋼。

調整は諸説だが最速カイリューは抜いておいていい気がする。

 

  • 選出

基本的に裏に置くエースとしてカイリューとパオジアンの一方ないし両方を軸に考える。

初手は弊害がなさそうであれば襷水ラオスから投げていた。

後は(何となく意識していたことはあるけど)大体雰囲気。

 

  • 結果

TNポッター 

最高最終レート:2008
最終順位:267位



  • おわりに

SVではインフレシーズンも含めてレート2000に1回も達していなかったので、漸く最低限の結果が出てほっとしています。

12月はここまでほっぽり出していた卒論と向き合わないといけないので潜れなさそうですが、1月は結構時間が取れそうなので、次はもっと高い所へ行けるようにしたいです。

 

長文をお読みいただきありがとうございました。

質問や指摘などあればコメントまたはX(@bluewhale_1998)まで。

 

  • Special Thanks

通話してくれた人たち。

一人でやっていたら間違いなく夜に溶かしたタイミングで折れて撤退していたと思う。感謝。