S30使用構築 イベルダイナマンムー【最終78位/レート2007】
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はじめに
どうも、青井くじらです。ずっと目標にしていた最終2桁をS30で獲得できたので、構築を紹介します。
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構築経緯
当初はバドザシで噛み合いゲーをしていたが、1900近辺が限界だったため諦めることにし、ポテンシャルはあると感じていたS29の構築に微調整を加えることにした。
S29使用構築↓
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できた並び
※レンタルご自由にどうぞ
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コンセプト
・ザシアンに後手に回らない
・複数体の動きで相手に対応する
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個別解説
イベルタル@命の珠
性格:意地っ張り
特性:ダークオーラ
実数値:201-201(252+)-116(4)-x-118-151(252)
技構成:イカサマ / ダブルウイング / 鋼の翼 / 羽休め
調整意図:・AS振り切り
S29の流用。バンギラスを気にせずに選出やダイマックスできるのが物理型の強みで、どの構築に対しても通しに行くことができる。
体力を十分に残しながら加速し、上から「ダイスチル」を打つことでザシアンに勝つことができる。
S29に比べて羽休めを打つ機会は少なかったが、他に欲しい補助技もなかったので、この構築では多分この技構成が正解。「ダイスチル」と「羽休め」の相性も◎
記憶の範囲内では、最終日メインロムの18試合全てで選出し、ダイマックスはほぼすべてイベルタルで切った。
ムゲンダイナ@黒いヘドロ
性格:臆病
特性:プレッシャー
実数値:241(204)-x-128(100)-166(4)-116(4)-192(196+)
技構成:ダイマックス砲 / 火炎放射 / コスモパワー / 自己再生
調整意図:・HP: 16n+1
・HB: B+1時、特化ザシアンのA+1巨獣斬をヘドロ込みで2耐え
・HD: D+1時、臆病珠サンダーのダイジェットをヘドロ込みで2耐え
・S: 意地ザシアンを抜けそうなライン
2枚目の伝説枠。平均以上の技範囲と火力、優秀な耐性、素早さ、耐久を併せ持っているため、ダイマックスせずに広い対応範囲を持てる。
S29よりも素早さを伸ばしたが、多くのザシアンの上をとることができ、詰ませるor流すことができたので、この調整にして正解だったと思う。
相手にダイマックスを使わせながら大きな削りを入れられることが評価点の一つなので、「ダイマックス砲」の採用は確定。炎技は、ザシアンを2発で飛ばせる可能性があるなど与ダメージが大きいこと、やけどのスリップダメージがTODに有利に働くことなどを評価して「火炎放射」を採用している。
削り、詰ませと様々な役割を果たしてくれた。間違いなくこの構築の要(逆に、ムゲンダイナが出しにくい構築は展開が不利になりやすい)。
※追記
構築記事を読む限り、S192のザシアンが若干数いたので、BをSに1回してもよいかもしれません(特化ザシアンの巨獣斬がヘドロ1回込みで3/256で2発で落ちるようになる)。
マンムー@気合の襷
性格:意地っ張り
特性:鈍感
実数値:185-200(252+)-101(4)-x-80-132(252)
技構成:地震 / 氷柱針 / 氷の礫 / 雪雪崩
調整意図:・AS振り切り
対面選出を担う襷枠。多くの相手に一定の削りを期待できる技範囲が優秀。特に受けにくい相手に対して技が通りやすい。
技ついては、「地震」と「氷の礫」に加え、構築単位でやや重いミミッキュやジガルデに強い「氷柱針」と相手のダイマックスに対して削りの期待値が大きい「雪雪崩」を採用した。ホウオウに刺さる岩技やダイマックスターンを稼げる「堪える」を「雪雪崩」の代わりに採用するのもあり。
選出機会はかなり多かったが、期待通りの活躍だった。
メタモン@拘りスカーフ
性格:陽気
特性:変わり者
実数値:155(252)-68-68-x-69(4)-110(252+)
技構成:変身
調整意図:・90属等のスカーフ判定ができる最速
ムゲンダイナのコスモパワーとの相性や、構築単位で重いイッシュ伝説に強いことを評価して採用。
相手にメタモン対策を強要できるのが強い。
襷も試したが、「イベルタル+ムゲンダイナ+襷枠」という選出を頻繁にする自分にとっては、相手に依存するポケモンであるメタモンは襷枠として汎用性が低く、サイクル介入できないのも気になったので大人しくスカーフ。
S29に比べるとベンチを温めることが多かったが、それでも他のポケモンでは代替できない必要枠。
ハピナス@オボンのみ
性格:図太い
特性:天の恵み
実数値:335(36)-x-68(252+)-95-183(220)-75
技構成:トライアタック / 火炎放射 / 瞑想 / 卵産み
特殊受け。こちらの伝説枠が隙を見せやすいゼルネアスやムゲンダイナ入りに対して選出したり、受けミラーでTOD有利を狙って選出したりした(裏を返せば、それ以外にはほとんど選出していない)。
カイオーガに対しては殆ど出さないので、持ち物は最も汎用性が高く、物理相手にも行動回数を増やせる可能性があるオボンを選択。
技は、回復技の「卵産み」、タイプ一致打点の「トライタック」に加え、ゼルネアスに負けないための「瞑想」と、役割対象と同居しがちな鋼タイプ(ネクロズマ、ナットレイなど)に負荷をかける「火炎放射」を採用した。
ヌオー@食べ残し
性格:腕白
特性:天然
実数値:202(252)-105-150(252+)-x-86(4)-55
技構成:地震 / 欠伸 / 守る / 自己再生
調整意図:・HB振り切り
汎用物理受け。
ザシアン入りにイベルタルを初手に置きたいときや、一部の日食ネクロズマ入りなどに選出するつもりだったが、なんと最終日1回も選出していない()。
それでも選出画面で相手に崩しを意識させられるのは強かったはず…(崩しのコマに対して、ムゲンダイナやイベルタルが強く出られることが多い)
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構築の要点
・勝ちルートの分散
イベルタルで崩してから対面駒で詰める、イベルタルで崩してから受け駒で詰ませる、ムゲンダイナでダイマックスを切らせてからイベルタルで詰めるなど、選出順番や選出駒によって幾つかの勝ちルートがある。相手の構築や立ち回りを見ながら、選出や立ち回りの段階で勝ち筋を選んで通しに行く。
この時、「殴って勝つ」という勝ち筋をなるべく追うように心がけた。受け駒(特にムゲンダイナ)で詰ませることは、非常に強力な勝ち筋であるが、常に追加効果や急所のリスクが付きまとうため、相手を倒しきれると踏んだら、なるべく「ダイマックス砲」や「火炎放射」で後続の圏内に入れることを優先した。
・複数体で相手を見る
ムゲンダイナやイベルタルは、単体で非常に強力なコマではあるが、対面ですべてのポケモンに安定するわけではない。相手の1匹或いは並びに対して、複数体で対応しようと意識した。例えば、剣の舞がないザシアンはムゲンダイナで詰ませられるが、剣の舞があると安定しないし、急所に当てられても負けてしまう。1匹で処理することだけを考えるのではなく、裏に襷マンムーやメタモンを置いておき、その圏内に入れるために火炎放射を1回打っておくことで、それらのケースにも対応しやすくなる。どの攻撃とどの攻撃を合わせて相手を倒すのか、という意識を強く持つようにしていた。
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重いポケモン
氷が一貫しているのでつらい。マンムーを合わせるか、イベルタルでダイマックスするか。
・キュレム、白バドレックス
氷の一貫があるのでつらい。上から役割集中で頑張る。
・ゼルネアス
身代わりがあったらメタモンで切り返せないし、ハピナスは急所あてられるとアウト
ステロあくびを阻止できない。
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選出
7割くらいイベルタル+マンムー+ムゲンダイナで投げていた。メタモンが特別刺さっている場合はマンムーの代わりにメタモン。
ザシアン入りはムゲンダイナかマンムーからスタート。
ザシアンがいない場合、イベルタルで数的有利をとって詰められそうなら初手からイベルタルを投げた。
ムゲンダイナ入りにはなるべくハピナスを、ゼルネアス入りにはハピナスかメタモンを、ゼクロム入りにはメタモンを投げる。
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終わりに
ちょうど一年前に2000をとってからずっと目標にしてきた最終2桁順位を達成できて嬉しいです。2桁順位が確定したところで保存したので、次はここから勝つことを目標に頑張ります。2ロムあれば片方保存できたんですけどね…
ここまでお読みいただきありがとうございました。何かあればコメントかTwitter(@bluewhale_1998)までお願いします。